【最新版】基本情報技術者試験 予想問題(マネジメント) [問95] | 模擬試験で効率的に学習!

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問題

問95

アジャイル開発において、顧客価値の観点から機能を記述する際に用いられる「〇〇として、△△したい。それは□□のためだ」という形式の短い記述はどれか。

  • タスク
  • エピック
  • インクリメント
  • ユーザーストーリー

正解

正解は「」です。

解説

 正解は「ユーザーストーリー」です。ユーザーストーリーは、アジャイル開発で使われる要求の表現方法で、開発する機能が「誰にとって」「どのような価値があるのか」を明確にするために用いられます。問題文にある「〇〇として、△△したい。それは□□のためだ」という形式は、ユーザーストーリーの典型的なテンプレートです。

 例えば、「オンラインショッピングサイトの利用者として、購入履歴を確認したい。それは、過去に買った商品を再注文するためだ」のように記述します。この形式を使うことで、開発者は単に「購入履歴表示機能を作る」と指示されるよりも、「なぜこの機能が必要なのか」という背景や目的を理解しやすくなります。これにより、顧客にとって本当に価値のある機能を、的確に開発できるようになるのです。開発チームと顧客との間のコミュニケーションを円滑にするための重要なツールと言えます。

ア(タスク):
 ユーザーストーリーを実現するために必要な、開発者の具体的な作業のことです。「ログインボタンを配置する」など、技術的な作業項目を指します。
イ(エピック):
 ユーザーストーリーが複数集まった、より大きな機能の塊を指します。大きすぎて1回の開発サイクル(スプリント)では完了できないような、抽象的な要求です。
ウ(インクリメント):
 開発サイクル(スプリント)の最後に完成する、動くソフトウェアの部品のことです。ユーザーストーリーを実現した結果、生み出される成果物を指します。

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解法のポイント

 この問題を解くための最も重要なポイントは、ユーザーストーリーの書式「〇〇として(WHO)、△△したい(WHAT)。それは□□のためだ(WHY)」を覚えていることです。この特徴的な書式は、ユーザーストーリーを他の用語と区別するための最大のヒントです。アジャイル開発における要求の単位として、「エピック(大きい)>ユーザーストーリー(中くらい)>タスク(小さい)」という階層関係も理解しておくと、より知識が整理されます。問題文の形式がユーザーストーリーの定義そのものであるため、この形式を知っていれば即答できる問題です。

用語補足

ユーザーストーリー:
 利用者がシステムを使って何をしたいかを、利用者の視点で書いた短い文章です。レストランで「お客として、注文をしたい」と要望を伝えるようなもので、開発の「目的」を示します。

アジャイル開発:
 短い期間での開発サイクルを何度も繰り返しながら、少しずつソフトウェアを完成させていく開発手法です。「計画→設計→開発→テスト」を短期間で回し、変化に柔軟に対応します。

エピック:
 非常に大きなユーザーストーリーのことです。「オンラインで買い物を完結させたい」といった、漠然とした大きな要望で、これを実現するために多くの小さなユーザーストーリーに分割されます。

インクリメント:
 短い開発期間(スプリント)ごとに完成する「動くソフトウェアの追加部分」のことです。毎週少しずつ機能が増えていくジグソーパズルのように、完成品に毎回新しいピースが加わっていくイメージです。



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