問題
問55
データ入力時に、誤ったデータが入力されることを防ぐために、データの形式や範囲をチェックする処理を何と呼ぶか。
- データ変換
- データ集計
- 入力規則チェック
- データマイニング
正解
正解は「ウ」です。
解説
正解は「ウ」の入力規則チェックです。入力規則チェック(入力チェック、入力検証、バリデーションとも呼ばれます)は、システムにデータが入力される際に、そのデータがあらかじめ定められたルールや条件を満たしているかを確認する処理のことです。このチェックの目的は、不正なデータや意図しない形式のデータがシステム内に登録されるのを防ぎ、データの品質(完全性や一貫性)を保つことです。
例えば、会員登録フォームで、電話番号の欄に数字以外の文字が入力されたり、メールアドレスの形式が正しくなかったりした場合にエラーメッセージを表示して再入力を促すのが入力規則チェックです。チェックの種類には、必須項目が入力されているかを確認する「必須チェック」、数値の範囲が適切かを確認する「範囲チェック」、データの形式が正しいかを確認する「形式チェック」などがあります。
ア(データ変換):
ある形式のデータを別の形式のデータに変換する処理です。例えば、文字コードの変換や、単位の変換などが該当します。
イ(データ集計):
複数のデータを合計したり、平均を求めたり、分類ごとに件数を数えたりして、データをまとめる処理です。
エ(データマイニング):
大量のデータの中から、統計的な手法を用いて有益なパターンや関係性を発見する技術です。
解法のポイント
この問題は、データ処理に関する基本的な用語の理解を問うています。問題文の「データ入力時」「誤ったデータを防ぐ」「形式や範囲をチェックする」というキーワードが、入力規則チェックの目的と内容を直接的に示しています。他の選択肢は、データがシステムに入力された後に行われる処理(変換、集計、分析)であるのに対し、入力規則チェックはデータが入力される「入口」で行われる処理である、という点で区別できます。各用語がデータライフサイクルのどの段階に関わるかを意識すると理解が深まります。
用語補足
入力規則チェック:
入力されたデータがルール通りかを確認することです。アンケート用紙で「年齢は数字で記入してください」という注意書きに従っているかを確認する作業に似ています。
バリデーション:
入力されたデータが正しいかどうかを検証すること。「入力規則チェック」とほぼ同じ意味で使われます。
データ変換:
データを別の形式に変えることです。海外旅行で日本円を現地通貨に両替するようなもので、データの価値や意味は保ちつつ形式を変えます。
データマイニング:
大量のデータから価値ある情報を掘り出すことです。砂金採りのように、膨大な砂(データ)の中からキラリと光る金(知見)を見つけ出す作業に似ています。


