問題
問5
新製品や新サービスの市場普及過程において、比較的早い段階で新しいものを採用し、他の層に大きな影響を与えるトレンドリーダー的な層を指す用語はどれか。
- イノベータ
- レイトマジョリティ
- アーリーアダプタ
- ラガード
正解
正解は「ウ」です。
解説
正解は「アーリーアダプタ」です。アーリーアダプタは、新しい製品やサービスが市場に登場したとき、比較的早い段階でそれを採用する層を指します。彼らは「流行に敏感なリーダー」的存在であり、自分が使ってみた体験を口コミやSNSで発信することで、他の消費者に大きな影響を与えます。
新製品の普及は「イノベータ理論」と呼ばれる考え方で説明されます。市場には大きく5つの層が存在し、①イノベータ(革新者)、②アーリーアダプタ(初期採用者)、③アーリーマジョリティ(前期追随者)、④レイトマジョリティ(後期追随者)、⑤ラガード(遅滞者)の順に採用が進んでいきます。この中でアーリーアダプタは「イノベータが試した新製品」を見て興味を持ち、自らも早めに採用することで、一般層に普及するきっかけを作ります。
例えば新しいスマートフォンが発売されたとき、発売日に並んで購入するのが「イノベータ」、それを見て「面白そうだ」「便利そうだ」と感じて買うのが「アーリーアダプタ」です。そしてアーリーアダプタがSNSで「このスマホのカメラがすごい」と投稿すると、多くの人が安心して購入を検討し始めます。つまり彼らは企業にとって製品普及を左右する重要な存在なのです。
ア(イノベータ):
新しいものを最初に試す冒険的な層です。流行を広めるリーダーではなく、純粋に「最も早い挑戦者」としての役割です。
イ(レイトマジョリティ):
世間での普及が進んでからようやく採用する層です。流行を広めるのではなく、周囲に流されて遅れて導入する特徴があります。
エ(ラガード):
最も導入が遅い層で、新しい製品やサービスに懐疑的です。流行に乗るのではなく、必要に迫られてようやく採用します。
解法のポイント
この問題を解くポイントは「普及の流れにおける役割の違い」を理解することです。イノベータは最速導入者ですが少数派、アーリーアダプタは周囲に影響を与えるリーダー層、マジョリティは多数派、ラガードは最後尾と整理しましょう。特に「他に影響を与える存在=アーリーアダプタ」という点を意識すれば正解にたどり着けます。
用語補足
イノベータ:
市場に登場した新製品を最初に試す層です。たとえば発売直後の試験的な製品をリスク覚悟で購入する人がこれに当たります。
アーリーアダプタ:
イノベータの次に採用する層で、流行に敏感で他人に影響を与える存在です。SNSで「これ便利だよ」と広める人が典型です。
レイトマジョリティ:
多くの人が使い始めてから安心して導入する層です。例えば「周りの友達が全員そのアプリを使っているから入れてみた」という人が該当します。
ラガード:
最後まで導入をためらう層です。ガラケーをずっと使い続け、周囲の状況に押されてようやくスマホに切り替える人のようなイメージです。


