【最新版】基本情報技術者試験 予想問題(ストラテジ) [問9] | 模擬試験で効率的に学習!

スポンサーリンク

問題

問9

製造業において、製品の企画・開発から生産、販売、保守、廃棄に至るまでの一連の活動全体を最適化するための経営管理手法を説明したものはどれか。

  • CRM
  • ERP
  • SCM
  • SFA

正解

正解は「」です。

解説

 正解は「SCM(Supply Chain Management)」です。SCMとは、原材料の調達から製品の生産、流通、販売、さらには顧客に届いた後の保守や最終的な廃棄に至るまでの流れを、全体最適の観点で管理・改善する経営手法のことです。つまり、モノや情報の流れを川の流れのようにとらえ、最初から最後まで無駄を減らして効率化する仕組みです。

 例えば、ある自動車メーカーが部品を世界中から調達し、生産ラインで組み立て、販売店を通じて顧客に届けるプロセスを考えてみましょう。この過程のどこかで在庫が余ってしまったり、逆に足りなくなったりすると大きな損失につながります。SCMは、こうしたサプライチェーン全体を見える化し、適切にコントロールすることで、需要と供給のバランスを最適化する役割を果たします。

 従来は企業ごとに部分最適を考えていましたが、現代のグローバル化したビジネスでは、取引先や物流業者も含めて全体の連携が重要になります。ECサイトで注文した商品が翌日に届くのも、SCMによる在庫配置や物流の最適化の成果です。

 試験では「製品の企画から廃棄まで一連の活動を最適化する」というキーワードが出てきたら、SCMを思い出すと解きやすいです。ERPやCRMなどは似たような領域に関係しますが、サプライチェーン全体に焦点を当てているのはSCMです。

ア(CRM):
 顧客関係管理の仕組みで、顧客の購買履歴や行動を分析してリピーターを増やすために活用されます。製品のライフサイクル全体を対象とするSCMとは目的が異なります。
イ(ERP):
 企業の基幹業務(会計、人事、生産、販売など)を統合的に管理するシステムです。SCMと関連しますが、ERPは企業内部の管理に焦点を当てています。
エ(SFA):
 Sales Force Automationの略で、営業活動を効率化・支援するための仕組みです。営業部門に特化したシステムであり、サプライチェーン全体を最適化する目的とは異なります。

スポンサーリンク

解法のポイント

 この問題を解くポイントは、「製品の企画から廃棄まで全体を最適化する」という表現を正しく読み取ることです。CRMやSFAは顧客や営業に特化、ERPは企業内部の管理に特化しています。サプライチェーン全体を対象とするのはSCMである、と整理して覚えることが効果的です。

用語補足

SCM:
Supply Chain Managementの略で、調達から廃棄までを含む一連の流れを効率化する考え方です。例えるなら、工場から消費者までの「モノの旅路」を無駄なく進める管理手法です。

ERP:
Enterprise Resource Planningの略で、企業全体の資源(人・物・金・情報)を統合管理するシステムです。会社を「一つの頭脳」で動かすイメージに近いです。

CRM:
Customer Relationship Managementの略で、顧客データを活用し、顧客満足度を高める仕組みです。常連客の好みを覚えて特別対応するお店のようなイメージです。

SFA:
Sales Force Automationの略で、営業マンの活動をITで支援し効率化する仕組みです。営業日報や顧客情報をデジタルで一元管理するツールのことです。



タイトルとURLをコピーしました