問題
問30
クラウドサービスの形態の一つであるSaaS(Software as a Service)の特徴として、最も適切なものはどれか。
- インターネット経由でインフラ(サーバやネットワーク)をサービスとして提供する形態であり、利用者はOSやミドルウェアを自由に選択できる。
- 利用者がアプリケーションソフトウェアを自由に開発・実行できるプラットフォームを提供する形態であり、インフラの管理はベンダーが行う。
- ベンダーが提供するアプリケーションソフトウェアをインターネット経由で利用する形態であり、利用者はソフトウェアのインストールやメンテナンスを行う必要がない。
- オンプレミス環境に比べて、システムの構築や運用費用を大幅に削減できる形態であり、専用のデータセンター内でサービスが提供される。
正解
正解は「ウ」です。
解説
正解は「ベンダーが提供するアプリケーションソフトウェアをインターネット経由で利用する形態であり、利用者はソフトウェアのインストールやメンテナンスを行う必要がない」です。SaaS(Software as a Service)は、クラウドサービスの一形態で、利用者はインターネット経由でアプリケーションを利用できます。利用者はソフトウェアの導入やアップデート、パッチ適用などの管理を行う必要がなく、ベンダーがすべて運用管理を行います。例えば、GmailやGoogleドライブ、SalesforceなどがSaaSの代表例です。日常の例で考えると、アプリケーションを自分のパソコンにインストールせず、Webブラウザを通じてサービスを利用するイメージです。これにより、利用者は初期費用を抑え、メンテナンス負担を減らし、すぐに利用開始できる利点があります。また、インフラやOSの設定を気にする必要がないため、専門知識がなくてもサービスを活用できます。SaaSは企業だけでなく個人利用にも適しており、クラウドサービスの中で最も一般的に利用されている形態です。
ア(インターネット経由でインフラ…):
これはIaaS(Infrastructure as a Service)の説明です。利用者は仮想サーバやネットワークを利用できるものの、OSやミドルウェアの管理は自分で行います。
イ(利用者がアプリケーションを自由に開発…):
これはPaaS(Platform as a Service)の説明です。アプリケーション開発環境を提供し、利用者はプログラムやアプリケーションを開発できます。
エ(オンプレミス環境に比べて…):
クラウド全般の利点やデータセンターでの提供の特徴を述べていますが、SaaS固有の定義ではなく曖昧な説明です。
解法のポイント
SaaS、PaaS、IaaSのクラウドサービス形態の違いを押さえることがポイントです。SaaSはアプリケーションの利用、PaaSは開発プラットフォーム、IaaSはインフラの提供というように、管理範囲と利用者の自由度で区別します。例をセットで覚えると理解しやすくなります。
用語補足
SaaS:
Software as a Serviceの略で、ベンダーが提供するアプリケーションをインターネット経由で利用できるクラウドサービスです。利用者はインストールやメンテナンスが不要です。
PaaS:
Platform as a Serviceの略で、アプリケーションの開発・実行環境をクラウドで提供するサービスです。利用者はアプリケーション開発に集中できます。
IaaS:
Infrastructure as a Serviceの略で、仮想サーバやストレージ、ネットワークなどのインフラをクラウドで提供するサービスです。OSやミドルウェアは利用者が管理します。


