【最新版】基本情報技術者試験 予想問題(ストラテジ) [問35] | 模擬試験で効率的に学習!

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問題

問35

企業が市場の魅力度と自社の競争優位性の二軸で事業ポートフォリオを評価する際に用いられるフレームワークはどれか。

  • SWOT分析
  • 3C分析
  • PPM(プロダクト・ポートフォリオ・マネジメント)
  • VRIO分析

正解

正解は「」です。

解説

 この問題の正解は「PPM(プロダクト・ポートフォリオ・マネジメント)」です。PPMはボストン・コンサルティング・グループが提唱したフレームワークで、事業や製品を「市場の成長率(市場の魅力度)」と「市場シェア(自社の競争力)」の二軸で整理し、経営資源をどこに重点配分するかを判断するために用いられます。分析結果は「花形」「金のなる木」「問題児」「負け犬」の4つのカテゴリに分類されます。例えば、市場が成長しており自社シェアも高い「花形」は積極的に投資すべき事業であり、シェアは高いが成長性が低い「金のなる木」は安定的な収益源として資金を他事業に回せます。一方、成長はしているがシェアが低い「問題児」は投資すべきか撤退すべきかを慎重に判断する必要があり、成長性もシェアも低い「負け犬」は撤退候補となります。

 日常の例でたとえると、家庭のお小遣いの使い道を考える場面に似ています。よく売れていて人気のあるゲームソフト(花形)には積極的にお金を使う価値がありますが、古いゲームでまだ少し遊べるが売上が伸びないもの(金のなる木)は維持にとどめます。新しいけどまだ人気が出るか分からないゲーム(問題児)は投資するか迷うところで、売れずに人気もないゲーム(負け犬)はやめてしまう、というような考え方です。企業はこのようにPPMを活用し、全体の事業戦略を効率的に組み立てていきます。

ア(SWOT分析):
 自社の強み・弱み、外部環境の機会・脅威を分析するフレームワークであり、市場魅力度と競争力を二軸で評価するものではありません。
イ(3C分析):
 顧客(Customer)、競合(Competitor)、自社(Company)の3つの視点から戦略を検討する手法で、事業ポートフォリオの整理には用いません。
エ(VRIO分析):
 経営資源が「価値(Value)・希少性(Rarity)・模倣困難性(Imitability)・組織(Organization)」の観点から競争優位を持てるかを分析するフレームワークで、ポートフォリオ管理とは異なります。

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解法のポイント

 この問題は「市場魅力度×自社競争力」というキーワードが出た時点でPPMを思い出せるかどうかがポイントです。SWOTや3C、VRIOはそれぞれ分析対象や視点が異なるため混同しやすいですが、PPMは唯一「事業を分類し資源配分を考えるフレームワーク」だと整理して覚えると解きやすくなります。

用語補足

PPM(プロダクト・ポートフォリオ・マネジメント):
事業や製品を市場成長率と市場シェアの二軸で整理し、「花形」「金のなる木」「問題児」「負け犬」に分類するフレームワークです。

SWOT分析:
自社の強み(Strength)、弱み(Weakness)、機会(Opportunity)、脅威(Threat)を洗い出す手法です。企業の現状把握や戦略立案の基本に使われます。

3C分析:
顧客(Customer)、競合(Competitor)、自社(Company)の3つの観点から市場環境を整理する手法です。マーケティング戦略を立てる際によく使われます。

VRIO分析:
企業資源を「価値・希少性・模倣困難性・組織」の観点から評価し、持続的な競争優位性を持てるかを判断するフレームワークです。



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