問題
問45
あるITプロジェクトに投資額1,000万円を投じ、その結果、年間200万円のコスト削減と年間100万円の売上増加が見込まれる。このプロジェクトの投資回収期間は何年か。
- 2年
- 3年
- 4年
- 5年
正解
正解は「ウ」です。
解説
正解は「4年」です。この問題は投資回収期間(Payback Period)を求める問題です。投資回収期間とは、投資した資金をプロジェクトから得られる利益や効果で回収するまでの期間を示します。本問では投資額が1,000万円で、年間の利益はコスト削減200万円と売上増加100万円を合計した300万円です。したがって、回収期間は 1,000 ÷ 300 = 約3.33年となります。しかし、回収期間は一般的に整数で表すことが多く、端数を切り上げると4年となります。
日常生活に例えると、1,000円の機械を購入して、毎年300円ずつ得をすると考えた場合、4年目に初期投資を完全に回収できることになります。この計算により、企業はどのくらいの期間で投資を回収できるかを把握し、資金計画やリスク管理に活かすことができます。
ア(2年):
年間利益300万円では2年で600万円にしかならず、初期投資1,000万円を回収できないため誤りです。
イ(3年):
3年で900万円回収できるものの、1,000万円には届かず、正確な回収期間ではないため誤りです。
エ(5年):
5年だと1,500万円となり、必要以上の期間を見積もっており、正確な回収期間とは言えないため誤りです。
解法のポイント
投資回収期間の問題は、年間利益や効果の合計を把握し、初期投資額で割る基本計算式を押さえることが重要です。複数の利益項目がある場合は合算し、整数で表す場合は端数処理に注意することで正確に解答できます。
用語補足
投資回収期間(Payback Period):
投資額を利益や効果で回収するまでの期間です。短いほど資金リスクが低く、投資効率が良いと判断されます。
初期投資額:
プロジェクトや設備導入など、最初に必要となる資金の総額です。設備費やソフトウェア費用などが含まれます。
コスト削減:
経費や運用費を減らすことにより、利益として換算される効果です。例えば業務効率化による人件費削減などが該当します。
売上増加:
プロジェクト導入により得られる追加の売上金額です。例えば新サービスの導入による顧客増加などが該当します。


