【最新版】基本情報技術者試験 予想問題(ストラテジ) [問60] | 模擬試験で効率的に学習!

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問題

問60

製品の生産から販売、原材料の調達、さらには廃棄・リサイクルに至るまでの一連の活動を全体として最適化し、企業価値向上を目指す経営管理手法を何と呼ぶか。

  • CRM(Customer Relationship Management)
  • SCM(Supply Chain Management)
  • ERP(Enterprise Resource Planning)
  • PLM(Product Lifecycle Management)

正解

正解は「」です。

解説

 正解は「SCM(Supply Chain Management)」です。SCMとは、原材料の調達から製品の生産、流通、販売、さらには使用後の廃棄やリサイクルまでの流れを一体的に管理し、全体の効率を高める経営手法です。従来は、調達・生産・販売・物流といった各工程が個別に最適化されることが多く、全体としては在庫が余りすぎたり、逆に不足したりする非効率が生じていました。SCMはこの部分最適ではなく「全体最適」を重視し、無駄を減らして顧客満足度と企業の収益力を高めます。

 身近な例でいえば、スーパーに並ぶ食品の供給を考えてみましょう。農家が野菜を収穫し、業者が加工・輸送し、スーパーに届き、消費者が購入するまでには多くのステップがあります。もしこのどこかの段階で連携が不十分なら、野菜が余って廃棄されたり、逆に不足して棚が空になったりします。SCMではこの一連の流れを情報システムでつなぎ、需要予測や在庫情報をリアルタイムに共有することで最適な調達や配送を行います。

 IT技術の発展により、サプライチェーン全体の情報を一元的に管理することが可能となり、SCMの重要性はますます高まっています。企業にとってはコスト削減だけでなく、スピーディな商品供給や環境負荷の低減にもつながるため、競争力の源泉となる経営手法です。

ア(CRM):
 CRMは顧客関係管理のことで、顧客との関係を強化し、長期的な売上や満足度を向上させる仕組みです。サプライチェーン全体の最適化とは異なります。
ウ(ERP):
 ERPは企業内の会計・人事・生産・販売などの業務を統合的に管理するシステムです。SCMに比べて企業内部の効率化が中心であり、供給網全体の最適化ではありません。
エ(PLM):
 PLMは製品ライフサイクル管理のことで、製品の企画から設計、開発、廃棄までの工程を管理します。SCMと混同しやすいですが、対象は製品そのものに関する情報管理です。

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解法のポイント

 この問題は、企業経営の代表的な管理手法の特徴を正しく区別できるかがポイントです。SCMは「サプライチェーン全体の最適化」、ERPは「企業内部の統合管理」、CRMは「顧客関係管理」、PLMは「製品ライフサイクル管理」と整理して覚えると混乱を防げます。

用語補足

SCM(Supply Chain Management):
原材料調達から販売・リサイクルまでの供給網を統合管理し、全体最適を目指す手法です。需要予測や在庫調整を効率化するのが特徴です。

ERP(Enterprise Resource Planning):
企業内の会計・人事・販売・生産などの基幹業務を一元的に管理する仕組みです。社内業務の効率化に強みがあります。

CRM(Customer Relationship Management):
顧客との関係を管理・分析し、長期的な信頼や売上を強化する手法です。ポイントカードや顧客管理システムもCRMの一例です。



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