問題
問74
情報システムの調達において、ベンダーが提案するシステムがRFPの内容に合致しているか、また実現可能性や費用対効果などを評価するプロセスはどれか。
- RFIの送付
- 契約交渉
- システム導入
- 提案書の評価
正解
正解は「エ」です。
解説
正解は「提案書の評価」です。情報システムを調達する際には、まずベンダーに対してRFP(Request for Proposal:提案依頼書)を提示し、要件や期待する成果、制約条件などを明示します。ベンダーはそれに基づいて提案書を作成し提出します。この提案書を評価するプロセスでは、提示されたシステムがRFPの要件を満たしているか、技術的に実現可能か、コストパフォーマンスは妥当かなどを詳細に確認します。
例えば、複数の建築会社に設計図を提出させ、設計の実現性やコストを比較検討するイメージと同じです。この評価プロセスによって、最も適切なベンダーを選定し、後の契約交渉や導入段階でのリスクを低減できます。RFP評価は調達プロセスにおける重要なステップであり、システム導入の成功に直結します。
ア(RFIの送付):
RFI(Request for Information)は情報収集のための依頼書であり、提案書を評価する段階ではありません。ベンダーの能力や製品情報を確認する初期段階の手続きです。
イ(契約交渉):
契約交渉は提案書評価の後に行われるプロセスで、条件や価格を確定する段階です。評価自体のプロセスではないため不正解です。
ウ(システム導入):
システム導入は選定したベンダーとの契約後、実際にシステムを構築・運用開始する段階であり、RFP評価のプロセスではありません。
解法のポイント
情報システム調達問題では、RFI、RFP、契約交渉、導入の順序を理解しておくことがポイントです。RFP評価は提案書を比較検討する段階であり、要件適合性や費用対効果の確認が主目的であることを覚えておくと確実に解答できます。
用語補足
RFP(Request for Proposal):
ベンダーにシステム開発やサービスの提案を依頼する文書。要件や期待成果、制約条件を明示します。例として、学校の新しい図書管理システムを導入する際に提出する設計依頼書があります。
RFI(Request for Information):
ベンダーから情報を収集するための文書で、提案書評価の前段階に使用されます。例えば、市場にある複数のセキュリティ製品の機能や価格情報を集める場合に送付します。
提案書の評価:
ベンダーが提出した提案書を確認し、要件適合性、技術的実現性、コスト効果などを比較検討するプロセスです。建築会社の設計図を比較するのに似ています。
契約交渉:
選定したベンダーと契約条件や価格を確定するプロセス。評価後に実施されます。


