【最新版】基本情報技術者試験 予想問題(マネジメント) [問41] | 模擬試験で効率的に学習!

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問題

問41

プロジェクトのリスク対応の一つである「転嫁」の具体例はどれか。

  • リスクが発生する可能性のある作業をプロジェクトのスコープから除外する。
  • 損害の発生に備えて、保険に加入する。
  • リスクの影響を低減するために、バックアップシステムを構築する。
  • リスクの発生確率が低いと判断し、特段の対策を講じずに状況を監視する。

正解

正解は「」です。

解説

 正解は「損害の発生に備えて、保険に加入する。」です。 プロジェクトマネジメントにおけるリスク対応には、いくつかの戦略があります。「転嫁」は、リスクが発生した際の悪影響(金銭的な損失など)を、第三者に移転させる、つまり肩代わりしてもらう戦略です。その最も代表的な例が「保険への加入」ですプロジェクトで高価な機材を使用する際に、盗難や破損のリスクがあるとします。もし実際に破損すれば、莫大な修理費用がかかり、プロジェクトの予算を圧迫します。そこで、あらかじめ保険に加入しておけば、万が一機材が破損しても、保険会社がその損害を補償してくれます。

 これにより、リスクそのものがなくなるわけではありませんが、リスクが現実になったときの影響を第三者(保険会社)に移すことができます。このように、リスクの影響を他者に移すのが「転嫁」です。業務委託契約で、損害賠償の責任範囲を明確にすることも転嫁の一例です。

ア(リスクが発生する可能性のある作業をプロジェクトのスコープから除外する。):
 これは、リスクの原因そのものを取り除く「回避」という戦略です
ウ(リスクの影響を低減するために、バックアップシステムを構築する。):
 これは、リスクの発生確率や影響度を下げるための対策を講じる「軽減」という戦略です
エ(リスクの発生確率が低いと判断し、特段の対策を講じずに状況を監視する。):
 これは、リスクを認識した上で、あえて何の対策も取らない「受容」という戦略です

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解法のポイント

 リスク対応の4つの基本的な戦略(回避、転嫁、軽減、受容)について、それぞれの意味と具体例を正しく結びつけて理解しているかが問われます。

  • 回避:リスクの原因から「逃げる」。
  • 転嫁:リスクの影響を他人に「押し付ける」。
  • 軽減:リスクの大きさ(確率・影響)を「小さくする」。
  • 受容:リスクをそのまま「受け入れる」。

このように、各戦略を一言でイメージできるようにしておくと覚えやすいです。「転嫁」は「移転」とも呼ばれ、保険や契約がキーワードになりますこれらの具体例とセットで記憶しておくことが、試験で確実に得点するためのポイントです。

用語補足

リスク対応:
 特定されたリスクに対して、その影響を抑えたり、発生を防いだりするための計画を立て、実行することです。

転嫁:
 リスクによる損失の責任や影響を、第三者に移転させる対応策です代表例は保険の加入や、保証を含む契約を結ぶことです。

回避:
 リスクの原因そのものを取り除き、リスクが発生しないようにする対応策です危険な夜道を歩くリスクを避けるために、タクシーで帰るようなものです。

軽減:
 リスクの発生確率を下げたり、発生した場合の影響を小さくしたりする対応策です重要なデータを定期的にバックアップしておく、といった対策がこれにあたります。



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