【最新版】基本情報技術者試験 予想問題(マネジメント) [問60] | 模擬試験で効率的に学習!

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問題

問60

プロジェクトマネジメントにおいて、プロジェクトの目標、成果物、制約条件などを定義し、ステークホルダ間の認識を合わせるために作成される文書はどれか。

  • WBS
  • プロジェクト憲章
  • リスク管理表
  • コミュニケーション計画書

正解

正解は「」です。

解説

 正解は「イ」のプロジェクト憲章です。プロジェクト憲章は、プロジェクトを正式に承認し、立ち上げるために作成される非常に重要な文書です。この文書には、プロジェクトの目的や正当性、達成すべき目標、主要な成果物、前提条件や制約条件、主要なリスク、そしてプロジェクトマネージャが誰で、どのような権限を持つかといった、プロジェクトの根幹に関わる情報が簡潔にまとめられます。これにより、プロジェクトの発起人(スポンサー)や主要な関係者(ステークホルダ)の間で、「このプロジェクトは何のために、何を目指すのか」という基本的な認識を合わせることができます。

 新しい会社を設立する際の「定款」のように、そのプロジェクトの存在意義や基本ルールを公式に宣言する役割を果たします。したがって、プロジェクトの目標や成果物、制約条件を定義し、関係者間の認識を合わせるための文書として、プロジェクト憲章が最も適切です。

ア(WBS):
 Work Breakdown Structureの略で、プロジェクトの作業を階層的に分解した図です。作業範囲を明確にするために使われます。
ウ(リスク管理表):
 特定されたリスク、その発生確率や影響度、対応策などを一覧にした表です。
エ(コミュニケーション計画書):
 誰に、どのような情報を、いつ、どのような方法で伝えるかを計画した文書です。

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解法のポイント

 この問題は、プロジェクトマネジメントの立上げプロセス群で作成される主要な文書についての知識を問うています。解法のポイントは、「プロジェクトの始まりに作られ、全体の方針を決める文書は何か」という視点で考えることです。問題文にある「目標」「成果物」「制約条件」といったキーワードは、プロジェクトの最も基本的な定義に関わる要素です。これらの大枠を定め、関係者の合意形成を図る文書が「プロジェクト憲章」であると結びつけて覚えることが重要です。WBSやリスク管理表などは、プロジェクト憲章が承認された後の、より詳細な計画段階で作成される文書です。

用語補足

プロジェクト憲章 (Project Charter):
 プロジェクトを公式に認可するための文書です。プロジェクトの目的、目標、範囲、責任者などを明確にし、関係者の合意形成の基礎となります。

ステークホルダ:
 プロジェクトの利害関係者のことです。顧客、スポンサー、プロジェクトメンバー、ユーザなど、プロジェクトに影響を与えたり、影響を受けたりする全ての人々を指します。

WBS (Work Breakdown Structure):
 作業分解構成図のこと。プロジェクトで作成する成果物と、そのために必要な作業を、階層構造で細かく分解したものです。これにより作業の全体像が明確になります。

制約条件:
 プロジェクトを進める上で守らなければならない制限や条件のことです。予算、納期、品質基準、利用可能な技術などが該当します。



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