【最新版】基本情報技術者試験 予想問題(マネジメント) [問62] | 模擬試験で効率的に学習!

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問題

問62

システム監査人が監査を実施する際の独立性に関する記述として、最も適切なものはどれか。

  • 内部監査人は、自らが所属する部門の業務を監査対象とすることができる。
  • システム監査人は、監査対象システムの開発者に助言を求めることを避けなければならない。
  • 監査人は、監査対象から精神的にも外見的にも独立しており、客観的な判断を妨げる利害関係を持ってはならない。
  • 監査の独立性を保つため、監査結果を被監査部門にフィードバックしてはならない。

正解

正解は「」です。

解説

 正解は「ウ」です。システム監査において、「独立性」は監査の信頼性を担保するための最も重要な原則の一つです。監査人は、監査対象となる部門やシステムに対して、いかなるしがらみや利害関係も持っていてはなりません。これにより、誰にも忖度することなく、客観的で公正な視点から監査を行うことができます。この独立性には2つの側面があります。一つは「精神的独立性」で、監査人が誠実で客観的な判断を下せる精神状態を保つことです。もう一つは「外見的独立性」で、第三者から見て「あの監査人は利害関係があるから、公正な判断ができないだろう」と疑われるような状況を避けることです。

 例えば、自分が開発に関わったシステムを自分で監査するような状況は、外見的独立性が損なわれていると言えます。選択肢「ウ」は、この精神的・外見的な独立性を保ち、利害関係を持ってはならないという監査の基本原則を正しく説明しています。

ア(内部監査人は、自らが所属する…):
 自分が所属する部門を監査すると、客観性が保てないため、独立性の観点から不適切です。
イ(システム監査人は、監査対象システムの…):
 監査対象を深く理解するために、開発者に助言を求めることは必要かつ適切な行為です。避ける必要はありません。
エ(監査の独立性を保つため…):
 監査の目的は問題点の改善を促すことなので、監査結果を被監査部門にフィードバックし、改善を支援することは重要な役割です。

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解法のポイント

 システム監査人の「独立性」に関する問題を解く鍵は、「監査が公正・客観的に行える状況かどうか」という視点で各選択肢を評価することです。監査人は、スポーツの審判のような存在です。特定のチームをひいきしたり、ルールを知らない人に意見を聞かなかったり、試合後に結果を教えなかったりする審判は信頼されません。それと同じで、利害関係を持たず(ウ)、自分のチームを判定せず(ア)、必要なら関係者に話を聞き(イ)、結果をフィードバックする(エ)のが正しい監査人の姿です。このイメージを持つと、正解を判断しやすくなります。

用語補足

独立性 (Independence):
 監査人が監査対象から独立しており、第三者の立場から公正かつ客観的な判断を下せる状態のことです。監査の信頼性の基盤となります。

客観性 (Objectivity):
 個人の主観や偏見に左右されず、事実に基づいて判断する態度のことです。監査人は常に客観的な証拠に基づいて結論を導く必要があります。

内部監査人:
 その組織に所属している監査人のことです。会社の従業員として、自社の業務プロセスや内部統制が適切に機能しているかをチェックします。

被監査部門:
 監査の対象となる部門や部署のことです。監査を受ける側を指します。



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