問題
問64
プロダクトバックログリファインメント(グルーミング)活動の説明として、最も適切なものはどれか。
- スプリントの成果物をステークホルダにデモンストレーションし、フィードバックを得る。
- プロダクトバックログの項目について、詳細の追加、見積り、優先順位の見直しを行う。
- スプリントの進め方について、チームで振り返りを行い、改善点を見つけ出す。
- 次のスプリントで実施する作業を計画し、スプリントバックログを作成する。
正解
正解は「イ」です。
解説
正解は「イ」です。プロダクトバックログリファインメントは、アジャイル開発(特にスクラム)で行われる継続的な活動です。プロダクトバックログとは、製品に必要な機能や要望を優先度順に並べたリストのことです。このリストは一度作ったら終わりではなく、ビジネス環境の変化や顧客からのフィードバックに応じて、常に最新の状態に保つ必要があります。
リファインメント(洗練、精錬)活動では、プロダクトオーナーと開発チームが協力して、バックログの各項目(ユーザーストーリーなど)をより具体的にし、詳細を追加したり、開発にかかる工数を見積もったり、優先順位を並べ替えたりします。これは、庭の雑草を定期的に抜き、手入れをして常にきれいな状態に保つ(グルーミングする)のに似ています。この活動により、次のスプリント計画がスムーズに進むようになります。
ア(スプリントの成果物をステークホルダに…):
これは「スプリントレビュー」の説明です。
ウ(スプリントの進め方について、チームで…):
これは「スプリントレトロスペクティブ(振り返り)」の説明です。
エ(次のスプリントで実施する作業を計画し…):
これは「スプリントプランニング」の説明です。
解法のポイント
この問題は、スクラムにおける各イベントの目的を正しく理解しているかを問うています。スクラムの主要なイベント(スプリントプランニング、スプリントレビュー、スプリントレトロスペクティブ)と、リファインメント活動の違いを明確に区別することがポイントです。リファインメントは、次の計画を立てやすくするための「準備」や「手入れ」の活動であると覚えておきましょう。「リファインメント=バックログをきれいに整えること」とイメージできれば、詳細の追加や見積り、優先順位の見直しといった具体的な活動内容と結びつけやすくなります。
用語補足
プロダクトバックログ:
製品に求められる機能や修正項目などを、優先順位をつけてリスト化したものです。開発チームが次に取り組むべき作業の源泉となります。
リファインメント (Refinement):
「洗練」「精錬」を意味します。プロダクトバックログをより詳細で明確、かつ見積り可能な状態に整える活動です。グルーミングとも呼ばれます。
スクラム (Scrum):
アジャイル開発のフレームワーク(枠組み)の一つです。スプリントと呼ばれる短いサイクルを繰り返しながら、チームで協力して開発を進めます。
スプリント (Sprint):
スクラムにおける開発サイクルの単位で、通常1週間から1か月の固定された期間です。この期間内に、計画から成果物の完成までを行います。


