【最新版】基本情報技術者試験 予想問題(マネジメント) [問88] | 模擬試験で効率的に学習!

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問題

問88

あるプロジェクトの完了までに必要な総予算(BAC)は8,000万円である。現時点での出来高(EV)は2,000万円、実コスト(AC)は2,500万円である。このままのコスト効率でプロジェクトを進めた場合、完成時総コスト見積り(EAC)はいくらになるか。

  • 10,000万円
  • 9,500万円
  • 8,000万円
  • 6,400万円

正解

正解は「」です。

解説

 正解は選択肢アです。この問題は、EVM(出来高管理)の指標を用いて、プロジェクト完了時の総コストを見積もる計算問題です。
「このままのコスト効率で進めた場合」の完成時総コスト見積り(EAC)は、次の計算式で求められます。

EAC = BAC / CPI

ここで、各指標は以下の通りです。

  • BAC (完了時総予算): 8,000万円
  • CPI (コスト効率指数): コストがどれだけ効率的に使われているかを示す指標で、「CPI = EV / AC」で計算します。

まず、CPIを計算します。

  • EV (出来高) = 2,000万円
  • AC (実コスト) = 2,500万円
  • CPI = 2,000 / 2,500 = 0.8

CPIが1を下回っているので、現時点でコスト効率が悪い(予算超過気味)ことがわかります。
次に、このCPIを使ってEACを計算します。

EAC = 8,000万円 / 0.8 = 10,000万円

したがって、現在の非効率なペースのままプロジェクトを続けると、最終的には当初予算8,000万円を2,000万円オーバーし、総コストは10,000万円になるだろうと予測できます。

イ(9,500万円):
 計算結果と異なるため、不正解です。
ウ(8,000万円):
 これは当初の総予算(BAC)であり、現在の非効率さを考慮していないため、不正解です。
エ(6,400万円):
 これはBACにCPIを掛けてしまった場合の値(8,000 * 0.8)です。計算式が誤っているため、不正解です。

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解法のポイント

 EVMの応用計算問題では、CPI(コスト効率指数)とSPI(スケジュール効率指数)の計算式と、それらを使ったEAC(完成時総コスト見積り)の計算式を正確に覚えていることが必須です。

  • CPI = EV / AC
  • SPI = EV / PV
  • EAC = BAC / CPI

問題文から必要な数値(BAC, EV, AC)を正確に読み取り、正しい式に当てはめて計算する練習を重ねておきましょう。

用語補足

BAC (Budget At Completion):
 完了時総予算。プロジェクト全体の当初の総予算額です。

EAC (Estimate At Completion):
 完成時総コスト見積り。プロジェクト完了までにかかるであろう総コストの予測値です。

CPI (Cost Performance Index):
 コスト効率指数。予算に対してどれだけ効率的にコストを使えているかを示す指標です。1より大きいと効率が良く、1より小さいと非効率(コスト超過)です。

EV (Earned Value):
 出来高。ある時点までに完了した作業の価値を金額で表したものです。



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