【最新版】基本情報技術者試験 予想問題(マネジメント) [問90] | 模擬試験で効率的に学習!

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問題

問90

システム監査基準において、監査人が備えるべき要件として挙げられているものはどれか。

  • 被監査部門での業務経験
  • 公認会計士の資格
  • 専門職としての倫理と注意義務
  • プログラミングスキル

正解

正解は「」です。

解説

 正解は「専門職としての倫理と注意義務」です。システム監査人は、情報システムの信頼性や安全性、効率性などを客観的な立場で評価する専門家です。そのため、監査を行う上で特定の資格やスキルよりも、まず職業倫理を守り、公正な判断を下すことが最も重要とされています。

 例えば、監査人は医者のように、監査対象(患者)の秘密を守り、常に最善を尽くす(注意義務)責任があります。また、監査の過程で知った情報を不正に利用したり、個人的な感情で判断を曲げたりしてはいけません。このような高い倫理観と、専門家として当然払うべき注意深さが、監査結果の信頼性を担保するための大前提となるのです。システム監査基準では、この倫理観や注意義務、そして客観性を保つための独立性が監査人の重要な要件として定められています。

ア(被監査部門での業務経験):
 業務経験は監査に役立つことがありますが、必須要件ではありません。むしろ、客観性を保つために、監査対象とのしがらみがない方が良い場合もあります。
イ(公認会計士の資格):
 公認会計士は会計監査の専門家であり、システム監査に必須の資格ではありません。システム監査には、情報技術に関する専門知識がより重要となります。
エ(プログラミングスキル):
 プログラミングスキルは監査対象の理解に役立ちますが、全ての監査人に必須の要件ではありません。監査チーム全体で必要な知識を補えれば問題ありません。

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解法のポイント

 この問題を解く鍵は、システム監査人の最も根本的な役割を理解することです。システム監査は、特定の技術スキルや資格よりも、まず「公正・中立な立場で物事を正しく評価する」ことが大前提となります。選択肢の中から、この監査人の基本的な姿勢や心構えに最も合致するものを選ぶことがポイントです。「専門職としての倫理と注意義務」は、まさにその核となる考え方を示しています。他の選択肢は、あれば有利なスキルや経験ですが、監査人としての必須要件ではありません。

用語補足

システム監査基準:
 システム監査人が監査を行う際のルールブックのようなものです。監査の品質を保ち、監査人が従うべき行動規範や手続きが定められています。例えば、学校の校則のように、監査における「守るべきこと」がまとめられています。

システム監査人:
 情報システムが正しく、安全に使われているかをチェックする専門家です。会社の健康診断を行うお医者さんのように、システムの「健康状態」を専門的な視点で診断し、問題点や改善点を報告する役割を担います。

注意義務:
 その職業の専門家として、当然払うべき注意を払う責任のことです。例えば、医者が患者を診察する際に、一般的な医療水準に基づいた注意を払うのと同じように、監査人も専門家として適切な注意を払って監査を行う義務があります。

被監査部門:
 システム監査を受ける側の部門や組織のことです。健康診断で診察を受ける「患者さん」に例えることができます。監査人はこの部門の業務やシステムをチェックします。



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