問題
問49
企業が保有する技術を将来の事業展開にどう活用していくかを示す長期的な計画で、新製品開発や研究開発の方向性を示すものはどれか。
- 技術ロードマップ
- 事業計画
- 組織図
- 予算計画
正解
正解は「ア」です。
解説
正解は「技術ロードマップ」です。技術ロードマップとは、企業が保有する技術を将来の事業展開にどのように活用していくかを長期的に示した計画であり、新製品開発や研究開発の方向性を明確にするために作成されます。具体的には、どの技術をいつまでに開発し、どの製品やサービスに応用するか、またその技術が市場でどのような価値を生み出すかを時系列で可視化します。
例えば、自動車メーカーが電気自動車用のバッテリー技術をどのタイミングで量産化するか、ハイブリッド技術と統合するかを計画する場合、技術ロードマップを使って開発の優先順位やスケジュールを示します。これにより、経営陣や開発部門、関係者が同じ方向性で技術開発に取り組むことが可能になります。日常生活で例えると、旅行の計画書のようなもので、どの観光地にいつ行くか、どの手段で移動するかを時系列で整理することで、旅行全体の流れを把握できる点が技術ロードマップと似ています。
イ(事業計画):
企業全体の経営戦略や売上・利益などの計画を示すものであり、技術の具体的な活用や研究開発の方向性を示すものではありません。
ウ(組織図):
組織の構造や部門の関係を示す図であり、技術活用や研究開発の方向性とは無関係です。
エ(予算計画):
資金の配分や支出計画を示すものであり、技術開発の方向性や事業展開を示すものではありません。
解法のポイント
技術活用や研究開発の方向性を問う問題では、単に経営計画や組織図ではなく、「技術」を軸にした長期的な計画である「技術ロードマップ」を選ぶことがポイントです。キーワードとして「技術」「長期的」「新製品開発」を確認しましょう。
用語補足
技術ロードマップ:
企業の技術資産を将来どのように活用するかを示す長期的計画です。新製品開発や研究開発の方向性を可視化することで、関係者が統一した方針で進められます。
事業計画:
企業の売上、利益、投資計画など経営全体の目標や戦略を示す計画です。技術の具体的活用については直接示されません。
組織図:
組織の部門や役職の関係を図で表したものです。組織構造を理解するのに有用ですが、技術開発の方向性とは直接関係ありません。
予算計画:
資金の配分や支出の計画を示すもので、財務管理や経営計画に使用されます。技術開発の具体的方向性を示すものではありません。


