問題
問7
企業がソフトウェアを大量に購入する際に、個別のライセンス購入よりも有利な条件で、複数台へのインストールを許可する契約形態を説明したものはどれか。
- ボリュームライセンス契約
- サイトライセンス契約
- パッケージライセンス契約
- サブスクリプションライセンス契約
正解
正解は「ア」です。
解説
正解は「ボリュームライセンス契約」です。ボリュームライセンス契約とは、企業や学校のように複数のコンピュータで同じソフトウェアを利用する必要がある場合に、通常のパッケージ版を1本ずつ購入するよりも割安に、大量のライセンスを一括して購入できる契約形態のことです。
たとえば、100台のパソコンを持つ会社が通常のパッケージソフトを100本買うと莫大な費用がかかります。そこでボリュームライセンス契約を結ぶと、1本あたりの単価が下がるためコスト削減につながります。さらに、専用のライセンスキーや一括管理ツールが提供されるため、インストール作業やライセンス管理も効率化できます。
身近な例でいうと、家族で同じ動画配信サービスを契約する場合、個別に契約すると高くつきますが、「ファミリープラン」を契約すると安くなるのと似ています。つまり「まとめ買いによる割引」と「利用の効率化」がボリュームライセンス契約のポイントです。
試験では、類似する「サイトライセンス」や「サブスクリプション」と混同しやすいため、契約形態ごとの特徴を整理して覚えることが重要です。
イ(サイトライセンス契約):
特定の組織や施設全体に対して無制限または一定条件で利用を許可する契約です。台数に関わらず使える点が特徴で、大量購入による割引契約であるボリュームライセンスとは異なります。
ウ(パッケージライセンス契約):
市販のパッケージソフトを購入して利用する形態です。通常は1ライセンスにつき1台のパソコンにしかインストールできず、複数台利用には向きません。
エ(サブスクリプションライセンス契約):
一定期間ごとに料金を支払い、期間中ソフトを利用できる契約です。クラウドサービスやOffice365などで使われますが、大量購入による割引を指すものではありません。
解法のポイント
この問題を解くポイントは、各ライセンス契約の特徴を整理することです。ボリュームライセンスは「まとめ買いで割安」、サイトライセンスは「組織単位で無制限利用」、サブスクリプションは「期間契約」、パッケージは「1台ごと購入」と覚えて区別しましょう。特に企業利用の観点で問われることが多いため、コスト面や管理面の違いを意識して学習すると効果的です。
用語補足
ボリュームライセンス:
大量導入する企業向けの契約で、複数のライセンスをまとめて購入することで割引価格や管理の効率化が得られます。
サイトライセンス:
特定の組織やキャンパスなどの範囲内で、利用台数に制限なくソフトを使用できる契約です。大学などでよく採用されています。
サブスクリプション:
月額や年額で利用権を購入する方式です。代表例はMicrosoft 365やAdobe Creative Cloudで、常に最新版が使えるのが特徴です。
パッケージソフト:
店頭やオンラインで1本ずつ販売されるソフトです。一般家庭や個人利用向けが多く、1ライセンス=1台利用が基本です。


