【最新版】基本情報技術者試験 予想問題(テクノロジ) [問11] | 模擬試験で効率的に学習!

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問題

問11

E-Rモデルにおけるエンティティの特徴として、最も適切なものはどれか。

  • エンティティは、常に他のエンティティとの関係性を通じてのみ識別される。
  • エンティティは、物理的な実体を持つものに限定され、抽象的な概念は表現できない。
  • エンティティは、それ自身で意味を持ち、特性を表すための属性(アトリビュート)をもつ。
  • エンティティとインスタンスは、多対多の関係にある。

正解

正解は「」です。

解説

 この問題の正解は「ウ」です。E-Rモデル(Entity-Relationship Model)は、データベース設計の際に、システムが扱うデータの構造を視覚的に表現するために用いられます。その構成要素である「エンティティ」とは、管理したいデータ対象のことであり、一意に識別できる「モノ」や「コト」を指します。

 例えば、「社員」「商品」「注文」などがエンティティにあたります。そして、各エンティティは、その詳細な情報を表す「属性(アトリビュート)」を持ちます。例えば、「社員」エンティティは、「社員番号」「氏名」「部署」といった属性を持ちます。このように、エンティティはそれ自体で独立した意味を持ち、その特性を属性によって表現します。問題文の「それ自身で意味を持ち、特性を表すための属性(アトリビュート)をもつ」という記述は、エンティティの基本的な定義を正確に説明しています。

ア(エンティティは、常に他の…):
 他のエンティティとの関係に依存せず、単独で識別できるエンティティ(強エンティティ)も存在します。
イ(エンティティは、物理的な実体…):
 「社員」のような物理的な実体だけでなく、「注文」や「予約」のような抽象的な概念もエンティティとして表現できます。
エ(エンティティとインスタンスは…):
 エンティティはデータの「型」や「種類」(例:「社員」)、インスタンスはその具体的なデータ(例:社員Aさん、社員Bさん)を指します。両者は「型と実体」の関係であり、1対多の関係になります。

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解法のポイント

 この問題を解くには、E-Rモデルの3つの基本要素「エンティティ」「アトリビュート(属性)」「リレーションシップ(関連)」のそれぞれの役割を正しく理解することが不可欠です。エンティティはデータベースの「主役」となるデータのまとまり(名詞で表現されることが多い)と考えると分かりやすいです。そして、その主役がどのような情報を持っているかが「属性」です。選択肢を一つずつ吟味し、エンティティの定義に最も合致するものを選ぶことが大切です。特にエンティティとインスタンスの違いは混同しやすいため、注意が必要です。

用語補足

E-Rモデル (Entity-Relationship Model):
 データベース設計で使う図の一種で、「エンティティ(何)」と「リレーションシップ(関係)」でデータ構造をモデル化します。E-R図とも呼ばれます。

エンティティ (Entity):
 データベースで管理する対象となる、実体のある「モノ」や概念的な「コト」です。例えば、学校のシステムなら「学生」「教師」「科目」などがエンティティになります。

属性 (Attribute):
 エンティティが持つ個々の情報項目のことです。「学生」エンティティなら、「学籍番号」「氏名」「学部」などが属性にあたります。

インスタンス (Instance):
 エンティティの具体的なデータ一件一件のことです。「学生」エンティティに対して、「学籍番号1234の山田太郎さん」のデータがインスタンスです。



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