問題
問52
複数のWebサービスやアプリケーションの機能を組み合わせて、新たなサービスを構築する技術や概念はどれか。
- SOAP
- REST
- RPC
- マッシュアップ
正解
正解は「エ」です。
解説
正解は「エ」のマッシュアップです。マッシュアップとは、インターネット上で公開されている複数の異なるWebサービスやAPI(Application Programming Interface)を組み合わせて、あたかも一つの新しいサービスであるかのように提供する技術や手法のことです。語源は、音楽の世界で複数の曲を混ぜ合わせて新しい曲を作る「マッシュアップ」から来ています。
例えば、地図情報を提供するGoogleマップのAPIと、不動産情報を提供するサービスのAPIを組み合わせることで、「地図上で物件情報を探せる新しいサービス」を作り出すことができます。このように、自前ですべての機能を開発するのではなく、既存の優れたサービスを部品として利用することで、開発コストを抑えながら、迅速に付加価値の高い新しいサービスを生み出すことが可能になります。
ア(SOAP):
Webサービス間で情報を交換するためのプロトコルの一つです。XMLをベースにしており、厳密なルールが定められています。
イ(REST):
Webサービスの設計思想の一つです。シンプルで柔軟性が高く、現在のWeb APIで広く採用されています。
ウ(RPC):
Remote Procedure Callの略。ネットワーク上の他のコンピュータのプログラムを、まるで自分のコンピュータ内にあるかのように呼び出して実行する技術です。
解法のポイント
Webサービス関連の用語は、それぞれの役割を区別して理解することが重要です。マッシュアップのキーワードは「複数のサービスを組み合わせる」「新たなサービスを構築する」です。一方、SOAPやRESTはサービス同士が通信するための「ルールや設計思想」であり、RPCはプログラムを呼び出すための「技術」です。マッシュアップが「何を作るか(目的)」を指すのに対し、他の選択肢は「どうやって作るか(手段)」に関連する用語である、と整理すると違いが分かりやすくなります。
用語補足
マッシュアップ:
複数のサービスを混ぜ合わせて新しいものを作ることです。カレーライスにカツを乗せてカツカレーにするように、既存のものを組み合わせて新しい価値を生み出します。
Webサービス:
ネットワーク経由で利用できる、特定の機能を提供するソフトウェアやシステムのことです。天気予報サービスや地図サービスなどが該当します。
API (Application Programming Interface):
あるソフトウェアの機能やデータを、外部の他のソフトウェアから呼び出して利用するための手順や規約を定めたものです。サービスの「窓口」のような役割を果たします。
REST:
Webの仕組みを活かしたシンプルな設計思想です。URLで操作対象を指定し、HTTPメソッド(GET, POSTなど)で操作内容を示すのが特徴で、多くのWeb APIで採用されています。


