【最新版】基本情報技術者試験 予想問題(テクノロジ) [問54] | 模擬試験で効率的に学習!

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問題

問54

プロジェクト管理において、各タスクの所要時間と依存関係を示し、プロジェクト完了までの最短期間を決定するために用いられる図はどれか。

  • アローダイアグラム
  • ガントチャート
  • PERT図
  • WBS

正解

正解は「」です。

解説

 正解は「ア」のアローダイアグラムです。アローダイアグラムは、プロジェクトの各作業(タスク)を矢印(アロー)で、作業の開始点や終了点などの結合点を丸(ノード)で表現する図です。この図では、矢印の横に作業の所要時間を記述し、作業同士の前後関係(依存関係)を矢印の繋がりで示します。これにより、プロジェクトの開始から終了までの複数の経路を視覚的に把握できます。そして、すべての経路の中で最も時間がかかる経路を「クリティカルパス」と呼び、このクリティカルパスの所要時間が、プロジェクト全体を完了するために必要となる最短期間となります。

 クリティカルパス上の作業に遅れが生じると、プロジェクト全体の遅延に直結するため、重点的な進捗管理が必要になります。問題文の「タスクの所要時間と依存関係を示し、最短期間を決定する」という説明は、アローダイアグラムの主な目的と一致します。

イ(ガントチャート):
 縦軸にタスク、横軸に時間をとり、各タスクの開始日と終了日を帯状のグラフで示す図です。計画と実績の比較がしやすいですが、タスク間の依存関係は表現しにくいです。
ウ(PERT図):
 アローダイアグラムと非常によく似ていますが、各タスクの所要時間を楽観値、最頻値、悲観値の3点で見積もる点が特徴です。アローダイアグラムの一種とされます。
エ(WBS):
 Work Breakdown Structureの略。プロジェクトの作業全体を、階層的に細かいタスクに分解して構造化した図です。作業の洗い出しが目的です。

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解法のポイント

 プロジェクト管理で用いられる図は、それぞれの「目的」と「表現方法」をセットで覚えることが重要です。「タスク間の依存関係」と「プロジェクトの最短期間(クリティカルパス)」を分析するのがアローダイアグラム(PERT図)の主な目的です。一方、ガントチャートは「スケジュールと進捗の可視化」、WBSは「作業の洗い出しと構造化」が目的です。特にアローダイアグラムとガントチャートの違いは頻出なので、それぞれの図の見た目と特徴をしっかり区別できるようにしておきましょう。

用語補足

アローダイアグラム:
 作業の流れを矢印で示した図です。料理のレシピで、「野菜を切る」→「炒める」→「煮込む」といった工程の順番と所要時間を図にしたようなものです。

タスク:
 プロジェクトを構成する個々の作業のことです。

依存関係:
 あるタスクが、他のタスクが完了しないと開始できない、といったタスク間の前後関係のことです。

ガントチャート:
 横棒グラフで各タスクのスケジュールを示す図です。テレビ番組表のように、どの時間にどのタスクが予定されているかが一目でわかります。



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