問題
問64
コンピュータのバスにおいて、データ転送を行うバスを何と呼ぶか。
- 制御バス
- アドレスバス
- 内部バス
- データバス
正解
正解は「エ」です。
解説
正解は「エ」のデータバスです。コンピュータ内部では、CPUやメモリ、周辺機器などの装置間でデータをやり取りするために、「バス」と呼ばれる共通の伝送路が使われます。バスは、その役割に応じて主に3種類に分けられます。
- データバス:CPUとメモリ、入出力装置との間で、処理対象となるデータそのものを転送するためのバスです。
- アドレスバス:メモリや入出力装置の場所(アドレス)を指定するためのバスです。
- 制御バス:データの読み書きのタイミングなど、装置間の動作を制御するための信号を転送するバスです。
これら3つが連携して動作することで、コンピュータは正しく処理を実行できます。例えば、CPUがメモリからデータを読み出す場合、まずアドレスバスで読み出したいデータの場所を指定し、制御バスで「読み出し」の信号を送り、データバスを通じてデータを受け取ります。問題文の「データ転送を行うバス」は、この中でデータバスの役割を指しています。
ア(制御バス):
データの読み書きのタイミングや、割り込み要求など、装置の動作を制御するための信号を伝達します。
イ(アドレスバス):
メモリのどの番地(アドレス)にアクセスするかを指定するための信号を伝達します。
ウ(内部バス):
CPUの内部で、演算装置やレジスタなどを接続するバスのことです。外部バスと対比される用語です。
解法のポイント
コンピュータのハードウェア構成に関する基本問題です。「データバス」「アドレスバス」「制御バス」の3つのバスの役割を正確に区別して覚えることが重要です。
- データバス → データそのものを運ぶ
- アドレスバス → 場所(アドレス)を運ぶ
- 制御バス → 命令(コントロール信号)を運ぶ
このように、それぞれのバスが「何を運ぶか」という観点で整理すると、それぞれの役割が明確になり、覚えやすくなります。この3つはセットで出題されることが多いので必ず覚えておきましょう。
用語補足
データバス:
データを運ぶための道路です。この道路の幅(バス幅)が広いほど、一度に多くのデータを運べるため性能が高くなります。
バス:
コンピュータ内の各装置を結ぶ共通のデータ伝送路です。複数の乗客が乗り降りする乗り物の「バス」のように、様々なデータがこの経路を通ります。
アドレスバス:
データの場所(住所)を指定するための信号を送る経路です。郵便配達員が、手紙を届けるために住所をたどる道筋のようなものです。
制御バス:
装置の動きをコントロールするための信号を送る経路です。交通整理員が信号機や手信号で車の流れを制御するような役割を果たします。


