問題
問68
無線LANのセキュリティプロトコルの一つで、AES暗号化方式を採用し、WPA2の後継としてより強固なセキュリティを提供するものはどれか。
- WEP
- WPA3
- WPA
- WPA2
正解
正解は「イ」です。
解説
正解は「イ」のWPA3です。WPA3 (Wi-Fi Protected Access 3) は、無線LAN(Wi-Fi)の通信を暗号化し、安全性を確保するためのセキュリティ規格で、広く普及していたWPA2の後継として2018年に発表されました。WPA2でも採用されていた強力な暗号化方式であるAESをベースにしつつ、セキュリティがさらに強化されています。特に、公衆無線LANなどパスワードが設定されていないネットワークでも通信を自動的に暗号化する機能や、パスワードが単純な場合でも盗聴されにくくする技術(SAEハンドシェイク)などが導入され、より安全に無線LANを利用できるようになっています。問題文にある「AES暗号化方式を採用」「WPA2の後継」「より強固なセキュリティ」というキーワードは、WPA3の特徴を正確に示しています。
ア(WEP):
Wired Equivalent Privacyの略。無線LANの初期の暗号化規格ですが、深刻な脆弱性が発見されており、現在では安全とは言えません。
ウ(WPA):
Wi-Fi Protected Accessの略。WEPの脆弱性に対応するために作られた暫定的な規格です。
エ(WPA2):
WPAをさらに強化した規格で、AES暗号化方式を必須とし、長らく無線LANセキュリティの標準として広く普及してきました。
解法のポイント
無線LANのセキュリティ規格は、その登場順とセキュリティ強度の変遷を理解しておくことが重要です。 WEP → WPA → WPA2 → WPA3 この順番で新しくなり、セキュリティが強固になっています。WEPは脆弱、WPA2が長らく標準、そして最新で最も安全なのがWPA3、という流れを押さえておきましょう。また、WPA2以降で標準採用されている強力な暗号化方式が「AES」であることも頻出の知識なので、セットで覚えておくと良いでしょう。
用語補足
WPA3:
無線LANの最新のセキュリティ規格です。家の鍵で例えるなら、ピッキングに非常に強い最新式のディンプルキーのようなものです。
無線LAN:
Wi-Fiとも呼ばれ、ケーブルを使わずに電波でデータをやり取りするネットワークのことです。
AES:
Advanced Encryption Standardの略。現在、世界標準として広く利用されている非常に強力な共通鍵暗号化方式です。
WPA2:
WPA3の前の世代の規格で、長年にわたり広く使われてきました。家庭やオフィスのWi-Fiで現在も多く利用されています。


