【最新版】基本情報技術者試験 予想問題(ストラテジ) [問4] | 模擬試験で効率的に学習!

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問題

問4

企業全体の経営資源(ヒト、モノ、カネ、情報)を統合的に管理し、経営の効率化と最適化を図るための情報システム戦略を説明したものはどれか。

  • CRM (顧客関係管理)
  • SCM (サプライチェーン管理)
  • ERP (統合基幹業務システム)
  • SFA (営業支援システム)

正解

正解は「」です。

解説

 正解は「ERP(統合基幹業務システム)」です。ERP「Enterprise Resource Planning」の略で、日本語では「企業資源計画」と訳されます。これは、企業が持つさまざまな経営資源――例えば人材(ヒト)、設備や製品(モノ)、資金(カネ)、そしてデータや知識(情報)――を一元的に管理し、最適に活用するための仕組みです。

 従来の企業システムでは、販売管理、在庫管理、人事管理、会計などの業務がそれぞれ別のシステムで運用されており、情報の連携がスムーズに行えないという課題がありました。たとえば販売部門が売上を入力しても、経理部門にはすぐに反映されず、月末にまとめて処理する必要がある、といった非効率が生じていました。ERPはこれらを統合し、1つのデータベースで一元管理することで、リアルタイムで情報が共有され、経営判断の迅速化や業務効率の向上を実現できます。

 日常の例に置き換えると、家族で家計簿をつけるときに、父は収入、母は食費、子どもは学用品というようにバラバラに記録していたら全体の家計状況がすぐに分かりません。しかし、家族全員が共通のアプリに入力すれば「今月の残高はいくらか」「食費は予算を超えていないか」をリアルタイムに把握できるのと同じです。ERPは特に大企業で導入が進んでいますが、中小企業でもクラウド型ERPの普及により利用が拡大しています。このように「経営資源の統合管理=ERP」と理解しておくことが、試験対策では重要です。

ア(CRM (顧客関係管理)):
 顧客情報を管理し、顧客満足度やロイヤルティを高めるためのシステムです。経営資源全体の統合管理ではありません。
イ(SCM (サプライチェーン管理)):
 原材料の調達から製品販売までの流れを最適化する仕組みです。主に物流や供給網に焦点を当てており、企業全体の資源管理とは異なります。
エ(SFA (営業支援システム)):
 営業活動を効率化し、顧客情報や営業進捗を管理するシステムです。企業の全資源を統合管理するERPとは目的が異なります。

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解法のポイント

 この問題のポイントは「ヒト・モノ・カネ・情報」という経営資源のすべてを対象にしているかどうかです。CRMは顧客、SCMは供給網、SFAは営業に限定されますが、ERPだけが経営全体を統合的に管理する仕組みです。「統合」「全体最適化」というキーワードに注目すると正解を導けます。

用語補足

ERP(統合基幹業務システム):
企業の主要な業務を統合して管理するシステムです。会計、人事、生産、販売などを一元的に扱うことで効率化を実現します。

CRM(顧客関係管理):
顧客の購買履歴や問い合わせ履歴を管理し、顧客満足度を高めるための仕組みです。通販サイトのおすすめ表示もCRMの一例です。

SCM(サプライチェーン管理):
調達、生産、販売の一連の流れを効率化する手法です。例えば在庫を最小限に抑えつつ、必要なときに商品を供給できる仕組みを整えることです。

SFA(営業支援システム):
営業担当者が顧客情報や商談状況を記録・共有するためのシステムです。外出先からスマホで情報を更新できる仕組みも含まれます。



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