問題
問48
ある企業が新しい情報システムを導入する際、プロジェクトのリスクを評価するために考慮すべき項目として、適切なものをすべて挙げたものはどれか。
- a. 技術的な実現可能性
- b. 予算とスケジュール
- c. 利用者部門の協力体制
- d. データ移行の複雑性
- a, b
- a, c, d
- a, b, c, d
- b, c, d
正解
正解は「ウ」です。
解説
正解は「a, b, c, d」です。情報システム導入プロジェクトのリスク評価では、技術的な実現可能性(a)、予算やスケジュール(b)、利用者部門の協力体制(c)、データ移行の複雑性(d)など、すべての要素を総合的に考慮する必要があります。
技術的な実現可能性は、導入予定のシステムが実際に運用可能かを評価する重要な項目です。予算やスケジュールはプロジェクトの計画通りに進むかどうかのリスクを示します。利用者部門の協力体制は現場での受け入れや操作習熟のスムーズさに影響します。また、データ移行の複雑性は既存システムから新システムへのデータ移行に伴うリスクを表しており、漏れや誤変換が発生する可能性があります。
これらの項目をバランス良く検討することで、プロジェクトの成功確率を高めることが可能です。例えば日常生活で新しい家電を導入する際、操作方法の理解(技術的可能性)、購入費用(予算)、家族の協力(利用者協力)、古いデータの移行(データ移行)を考慮するのと同じ考え方です。
ア(a, b):
利用者部門の協力体制やデータ移行のリスクを考慮していないため、情報システム導入プロジェクトの全体的なリスク評価として不十分です。
イ(a, c, d):
予算とスケジュールの評価が抜けており、コストや期間に関するリスクが考慮されていないため誤りです。
エ(b, c, d):
技術的な実現可能性を考慮していないため、システムが実際に導入可能かどうかの重要なリスクが評価されておらず不正解です。
解法のポイント
情報システム導入のリスク評価問題では、技術面、予算・スケジュール面、組織面、データ移行面などプロジェクトの全側面を考慮する必要があります。抜けや偏りのある選択肢は不正解となるため、すべての要素をチェックする視点を持つことが重要です。
用語補足
技術的な実現可能性:
システムや技術が計画通りに導入・運用可能かどうかを評価する指標です。例えば新しいソフトが既存のパソコンで動作するかを確認することです。
予算とスケジュール:
プロジェクトに必要な費用と期間を管理し、計画通りに進められるかを評価する要素です。例として、工事やシステム導入にかかる費用や期間を事前に確認することです。
利用者部門の協力体制:
システム導入時に現場の利用者が協力的かどうかを評価します。例えば、新しいソフトの操作を学ぶ意欲や協力姿勢のことです。
データ移行の複雑性:
既存システムから新システムへのデータ移行の難易度やリスクを指します。例として、旧システムのデータ形式と新システムの形式が異なる場合の変換作業です。


