問題
問64
RPA(ロボティック・プロセス・オートメーション)の導入効果として、適切なものをすべて挙げたものはどれか。
- a. 定型業務の自動化による効率向上
- b. 人為的ミスの削減
- c. 従業員の高付加価値業務へのシフト
- d. システム開発コストの劇的な削減
- a, b
- a, b, c
- a, d
- a, b, c
正解
正解は「エ」です。
解説
正解は「a, b, c」を選択するエです。RPA(ロボティック・プロセス・オートメーション)は、従来人間が行っていた定型的で繰り返しの多い業務をソフトウェアロボットにより自動化する技術です。まず、定型業務を自動化することで作業効率が大幅に向上します。
例えば、毎日大量のデータをシステムに入力する作業をRPAに任せることで、従業員は入力にかかる時間を削減できます。次に、人が行うと生じやすい誤入力や手順ミスを減らせるため、人為的ミスの削減にもつながります。そして、従業員はルーチン作業から解放され、より創造的で付加価値の高い業務に専念できるようになります。
日常の例でいうと、家計簿を手作業で付ける代わりに自動でデータを取り込むアプリを使うことで、記帳ミスが減り、残った時間を投資や貯蓄計画の検討に使えるイメージです。一方、RPAは既存システムの上で動くため、システム開発コストそのものを劇的に削減するものではなく、dは正解に含まれません。
ア(a, b):
c「従業員の高付加価値業務へのシフト」が欠けているため、RPAの導入効果を正確に表していません。単なる効率向上だけではなく、人材の業務内容変化も重要です。
イ(a, b, c):
正解と同じ内容ですが、エと同じため解答としての差はありません。
ウ(a, d):
d「システム開発コストの劇的な削減」は誤りです。RPAは既存業務を自動化する技術であり、新たなシステム開発費を劇的に減らすものではありません。
解法のポイント
RPAの導入効果を問う問題では、「定型業務の自動化」「人為的ミス削減」「従業員の高付加価値業務へのシフト」が正しいことを覚えておくことが重要です。「システム開発コスト削減」は誤答になりやすいポイントなので注意しましょう。
用語補足
RPA(ロボティック・プロセス・オートメーション):
定型的な業務をソフトウェアロボットで自動化する技術です。例として、毎日の請求書入力や経費精算の自動化があります。
定型業務:
毎回同じ手順で繰り返される業務のことです。例として、データ入力や集計作業が挙げられます。
高付加価値業務:
創造性や判断力が求められる業務で、人間にしかできない価値を生む仕事です。RPA導入により、従業員がこうした業務に集中できます。


